COLUMN

ウェブサイトで何をするのか

ウェブサイトを開設するきっかけとして「うちのホームページはだいぶ前に作ったものでデザインが古いから、カッコいいホームページに変えたい。」とか、「ホームページを作るのが初めてなのでとりあえず作って欲しい。」という方が多いです。
弊社のホームページはリニューアルを繰り返していますが、その時々のきっかけの一番根源はやはり、そろそろ新しいデザインにしたいという視覚的なものが多いです。
しかし、それだけだと、ウェブサイトを作り終わったところがゴールとなってしまい、その後の修正作業へスムーズに入っていきません。
逆にウェブサイトの日々の修正作業をされていない方は、「ウェブサイトは持つもの」になっており、ウェブサイトを使っていなかったり、ウェブサイトを使って○○するという目標を持っていなかったりするのではないでしょうか?
「あなたは自社のウェブサイト(を使って)で何をしていますか?」
この質問に具体的に答えられるようになるのがベストです。
たとえば、「私は、自社のウェブサイトで集客をしています」という答えは多いと思いますが、これだと具体性に欠けます。
「××に関する問い合わせを月に△△件」とか「売上を×××円」などの具体的な目標が良いです。
この時に△△件とか×××円のような数値を目標にすることがポイントです。
数値にすると必ず達成したかどうかがはっきりするからです。
また、問い合わせや売上などのウェブサイトに訪れた人のアクションを目標とする場合は、1アクションを獲得するまでのアクセス数、(例えば、Aという商品は100人の人が見れば1人は買うだろうという数値)も合わせて目標にしておくとよいでしょう。
アクセス数が足りない場合は、まずウェブサイトを見てもらうという集客面での修正、アクセス数は十分あるのに目標達成できない場合は、内容面の修正をすることが効果的だと予想できます。
しかしながら、初めて開設したウェブサイトで問い合わせを獲得することが容易でないケースも多々あります。その場合はウェブサイトの作りこみがまだ十分でないということも考えられます。
特に最近は、より詳細な情報やそこにしかない情報など、求められるものもシビアになってきていますし、通り一遍の内容では似たようなウェブサイトは山ほどあります。
そのようなウェブサイトと自らのウェブサイトを冷静に見比べ、内容が十分に勝っているか調べてみてください。
内容とは情報量だけでなく情報の質も重要ですし、読みやすさや分かりやすさも関係します。
また、似たような内容でも見せ方や切り口が独特であったり、表やグラフを使った表現方法をしていたりすることで印象はだいぶ変わります。
そのような視点で見た時に、ウェブサイトの内容がまだまだ追加する余地がかなりある場合、まずは、それらをウェブサイトに組み込むこと(新しいページを追加すること)を目標とすることがよいと思います。
この場合も「1ヶ月に△△ページ追加する」とか「××日までに追加する」という数値目標を立てると目標が達成しやすくなります。
この目標は検索エンジンや他のウェブサイトという外部要因に影響されることなく自らの努力次第で出来ることなので、地道に続ければ必ず達成できます。
そして、ある程度自信の持てるページ内容に仕上がったら、知人等に自らのウェブサイトとライバルとするウェブサイトを見比べてもらい、どちらが分かりやすいか?どちらが印象に残るか?等の意見を貰えるとよいです。
このような事を繰り返すとウェブサイトの内容はかなり充実したものとなります。
実はこの方法には嬉しいおまけがあります。
それは、サイトの内容が充実すればアクセス数が上がるということです。
成果が現れるまでに時間の長短はありますが、内容のあるページを数十ページ追加すれば大抵、アクセス数の増加をはじめ、何らかの変化があります。
アクセス解析や検索エンジンの表示結果を注意して観察し、その変化を見逃さないこと、そして、その変化をうまく活かしてウェブサイトの目標達成に繋げることが大切です。

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