COLUMN

キーワードアドバイスツールの見方

ホームページ1ページあたりの一般的なボリュームはA4サイズ1枚程度とされています。
これはパソコンの画面で見たときに少しスクロールすれば見ることが出来るくらいの長さで、画面で文字を読むことの読み難さを考えると程よい長さがこれくらいになるのではないかと考えられます。
この文字量がホームページ1ページ相当だとすると、1ページ内で表現できる内容はそれほど広くないことになります。
ですから、あまり大きなテーマを掲げてしまうと、長くて読みにくいページとなってしまうか、広くて浅いないようになってしまいます。
ページが長くなってしまう場合は、そのテーマを掘り下げて細分化し、細分化したテーマごとのページにすればよいですし、テーマが広すぎる場合は、テーマを絞り込み、読んだ人の為になる情報集めや読みたくなる文章作りをやり直したほうがよいでしょう。
いずれにせよ、結果として、ホームページ1ページにはある1つのキーワードを元に長過ぎず、広がり過ぎず、充実した内容となることが読みやすいページづくりのポイントです。
そして、検索エンジンの視点でも同様で、1ページにいくつものキーワードを織り交ぜようとするとお互いのキーワードの意味を薄めてしまうことにもなりますので、結果として内容の分散したページと見られてしまいます。
ですから、1ページ1ページの内容(キーワード)を絞り、それらを分かりやすい構成で組み立ててサイトが成り立つという方向を目指すことが良いかと思います。

各ページのキーワードを決めるときのコツは、なんといっても、会社の扱う業務内容について、知識のあるホームページ管理者の方の考えが一番重要です。
ターゲット(ウェブサイトを見にきて欲しいお客様)がどのようなキーワードで検索するかという想定がいかに当たるかということになりますので、その業界の知識のある方の考えで決めたほうがより良い方法だと思います。
ホームページ制作会社やSEOサービス会社などがキーワードを決めることもありますが、これは、「インターネットを使う人はよく○○というキーワードを使っていますよ」という視点なので、それだけではなく、「先日お客様が△△といっていた」とか「最近××という商品の人気がある」というような業界内のことも精通している方の意見こそ重要だと思います。
キーワードはサイト構成の基軸となるものですので、是非じっくりと決めて下さい。
さてそのようにして目星をつけたキーワードが実際のところ検索エンジンで何回検索されているのかと言う数値がわかるツールがあります。
それはオーバーチュア社の「キーワードアドバイスツール」で、SEOには欠かせないツールとしてよく知られておりす。
オーバーチュア社は「Yahoo!」や「MSN」などの主要な検索エンジンに対してキーワード広告を提供している会社です。
キーワード広告とは検索されたキーワードに対して変動的に表示させる広告である為、それを扱っているオーバーチュア社は検索エンジンやキーワードのことを最もよく知っている企業のひとつだといえます。

※キーワードアドバイスツール
キーワードアドバイスツール

例えば、目当てのキーワードが1ヶ月に数百件しか検索されていなかった場合、そのキーワードに興味があって調べてみた人が1日に数人程度しかいなかったことになります。
その数字を多いと読むか少ないと読むかはキーワードによって違いますが、需要の少ないキーワードはそれだけ市場が狭いことになります。
また、そのキーワードを検索することによってサイトに訪れてくれる数も少ない数しか期待できそうにありません。
しかし逆に人気の高いキーワードはライバルサイトも多いことになりますので、今度は検索結果の上位に表示させることが難しくなってきます。
また検索された数だけでなく、そのキーワードで検索したときの登録サイト数も目安になります。
この数値は、「Google」の場合、数の通り、検索結果のページの右上あたりに表示されます。

※「Google」で検索したときの登録サイト数
「Google」で検索したときの登録サイト数

検索されている回数が多くても登録されているサイト数が多ければ、検索エンジンの結果で上位表示させるのは少々難しいと思われますし、検索されている回数が多いのに登録されているサイト数が少なければ、需要があるのに供給が足りないというように、狙い目のキーワードかもしれません。
キーワードとはつまり、それをテーマとしたページ内容(コンテンツ)のことになります。
コンテンツは、情報収集をしたり、文章を考えたりすることでいくらでも増やせるものですので、時間がかかっても体制を整えて、人気の高いキーワードを狙ったページを作ったり、需要は少ないけれどターゲットに確実に見てもらえるようなページを作ったりして、サイト作りをしていくことができればよいのではないかと思います。

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