COLUMN

文章力

お客様からのご依頼でホームページの修正をする仕事をしていると、メールやFAXを使って文章で簡潔に指示を下さる方と、電話で説明をして下さる方の2種類の方がいらっしゃることに気が付きました。
よく、「書く事が得意な人はしゃべる事が苦手で、しゃべる事が得意な人は書く事が苦手で、両方出来る人はめったにいない。」と言いますが、ウェブサイトは文字で伝えるメディアですので、文章を書く事や、図や絵を使って文字で説明する力がどうしても必要です。
人から人への伝達は思っている以上に伝えることが出来ないもので、対面でコミュニケーションをした場合、言葉で伝わる部分が7%、声やトーンで伝わる部分が38%、表情やしぐさで伝わる部分が55%という有名な分析があります。
ホームページ制作会社に作業をさせる場合、文章をすべて考え、機械的な作業のみを依頼すれば、文章力を挙げれば挙げるほど、ホームページで伝えられることの幅は広がりますが、ホームページで伝えたいことを、作業者に口頭で説明すると、まずその時点で、伝えたいことがなかなか伝わらないという大きな壁が出来てしまいます。
ウェブサイトが文字のメディアである以上、そこにおけるベストな伝達方法は、伝えたいことのある人(サイトの保有者、管理者)が自ら文章を書くことではないかと思います。
日々のコミュニケーション手段が口頭で伝達することが多いという方にとっては、文章を書くということは手間がかかり、面倒な作業の一つだと思いますし、会って話しをしてのコミュニケーションが一番伝わりやすいのも事実だと思いますが、ホームページ制作に関しては、文章による表現力によって、サイトで伝えられることが大きくなります。
文章によるコミュニケーション力は、制作者に指示を出す場合の作業スピードがかなり上がります。
また、インターネットには、同じ活字である新聞や雑誌とはまた違った表現もあり、言い回しや、段落のつけかた、文字の装飾などで伝わるものもあります。
それらも上手に使い、文章力を強化していくと、サイトで伝えられることもぐんと広がります。
この力をつけるためには、様々なウェブサイトをよく読むことがまずお勧めです。
そして、できれば、ブログサイトを持ち(無料でブログをもてるサービスがたくさんあります。
検索エンジンでぜひ探してみてください。)内容はプライベートなものでも何でもよいので、文章を書いたり読んだりする回数を増やすとよいと思います。
そして、文章力が強化されて興味深い文章を書けるようになると、ブログを通して知り合いも出来るようになります。
それによって、インターネットを利用するもの同士で情報交換も出来て、先に述べた情報収集力も強化されるという一石二鳥の効果も期待できます。
出来る人はどんどん力をつけ、できない人は全くやらないというまさに二極分化の体制だと思いますが、是非苦手意識を待たず、できることからやってみていただければと思います。

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